病気?害虫?栄養不足?悩みませんか?
病気、害虫、栄養不足の簡単な見分け方を書いていきます。
注意ですが、正確な判別方法ではなく解決の糸口になるポイントの話です。
まず全体を見て、部分的な異常なのか、全体的な異常なのか、元気そうに見えるか見えないかをよく観察します。
病気
大きく分けて、糸状菌、細菌、ウイルス、ウイロイドがあります。
糸状菌 斑点や粉が噴いたようにになる、葉の部分的な変色など。変色する部分は葉脈(葉にあるすじ)内に限られることが多い。
細菌 お湯をかけたような湿り気を帯びた変色、萎れる、病気にかかった部分が悪臭を放つ。
ウイルス ウイロイド 葉の変色や異常に小枝が出るなど奇形が目立つ。葉の変色は葉脈(葉にあるすじ模様)を超えて変色がみられる。葉の中心に丸い変色部分が現れるなど。
害虫 葉に穴が空く。天芽の葉の奇形、花の奇形。葉がかすり模様のようになる。根元から噛み千切られる。
栄養不足 上記したものと違い全体的や高さで現れることが多い。全体的に葉の色が薄くなる。葉は緑なのに伸びない。葉先が茶色になる。植物の上のほうだけ色がおかしい。下だけ色がおかしい。葉の裏が変色している。
筆者が、お客様の植物を見させていただく時に考えていることです。
まだ植物に活力があり抵抗力があると判断した場合には、有用菌、木酢液、肥料を補って様子を見ます。
植物が弱り、みるみる枯れていくような状態であれば、部分的な土壌調査、土壌改良、有用菌、木酢液など活力剤、消毒。弱っているものをさらに弱らせないような管理をします。弱っている植物には肥料は与えません。風邪ひいてるときにステーキたっぷり食べろと言っているようなものなので。消毒の効果や弱りが回復してきたのを見計らってごく薄く(通常のの10%)程度肥料を入れて様子を見て増やしてを繰り返すようになります。
植物を見て何が原因か探ることは非常に難しいものです。
これがきっかけになればうれしいです。
ありがとうございました。
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